日本を代表するファッションデザイナーであり、ファッション好きなら誰もが知っているコシノ三姉妹の次女である「コシノジュンコさん」。
現在ではファッションデザイナー以外にも、自身の名を冠したブランドである「JUNKO KOSHINO」を展開する、「JUNKO KOSHINO株式会社」の代表取締役も務めるなど、幅広い活躍を見せています。
1970年代から世界的なデザイナーとして活躍するコシノジュンコさんですが、いったい彼女の何がすごいのでしょうか?
また、若いころの経歴や彼女の代表作には、いったいどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、「コシノジュンコは何がすごい?若い頃の経歴や代表作はあるの?」についてまとめてみました。
コシノジュンコの若い頃からの経歴
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コシノジュンコさんは、現在82歳。
戦前の1939年8月25日に大阪府岸和田市で生まれました。
大阪府立岸和田高等学校から、服飾とファッションの専門学校である文化服装学院へ入学、「日本ファッション界のゴッドマザー」とも呼ばれる小池千枝さんの担当するデザイン科へ進みました。
同級生の中には、高田賢三さん、松田光弘さん、金子功さん、北原明子さんら、後のファッション界をリードする逸材が揃っていたために、「花の9期生」と呼ばれファッション業界に大きな衝撃を与えました。
デザイン科在学中の1960年、新人デザイナーの登龍門といわれる「装苑賞」を最年少の19歳で受賞して以後、ファッションデザイナーとして大活躍しています。
コシノジュンコは何がすごい?
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コシノジュンコさんが手掛ける「JUNKO KOSHINO」のコンセプトはまさに「和」。
「和」の要素を繊細に取り入れたデザインが多く見られますが、前衛的で革新的なデザインと近未来的なデザインをうまく融合させているのが一番の魅力です。
コシノジュンコさんの表現する「和」には、日本の祭りの文化がとても色濃く反映されているということが特徴です。
コシノジュンコさんの地元、岸和田の伝統的な祭りである「だんじり」の影響を強く受けており、だんじりの提灯をモチーフにしたデザインの物もあるほどです。
揃いの半纏を着て、岸和田の街中を山車が猛スピードで走るときの「一体感」や「連帯感」がコシノジュンコさんのファッションの根幹にあると言います。
日本の伝統をデザインにしたコシノジュンコさんの作品は世界でも一目置かれていて、1978年にはあの有名なパリ・コレクションにも参加し、その他にもコシノジュンコさんがファッションショーを開催するたびに、ファッション業界が動くほどの影響力を持っています。
コシノジュンコの代表作はある?
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コシノジュンコさんは、今までに様々な作品を残してきています。
中でも有名なのは、1970年に開催された大阪万博ペプシ館のコンパニオン用ユニフォームのデザインです。
先日行ってきたEXPO'70パビリオン。
日本万国博覧会(大阪万博)ペプシ館の制服(夏服は復刻)。コシノジュンコさんのデザイン。イカす。 pic.twitter.com/USmGVbXOCX— MIC(ミック) (@mic_goheimochi) October 23, 2014
まさに、1970年大阪万博のテーマである「人類の進歩と調和」を体現したデザインだと思いませんか?
まるで50年前のデザインとは思えないほど未来感があり、現代風なファッションで大阪万博内でもひときわ目を引いたそうです。
現在では、都内のファッション街を歩けば見かけそうなデザインですが、当時はかなり斬新なスタイルだった事は言うまでもありません。
また、コシノジュンコさんは多くのスポーツチームのユニフォームデザインも手掛けています。
中でも有名なのは、ヴェルディ川崎の黄金期を象徴するユニフォームです!
【商品情報】吉祥寺店 / 0422-79-3116
【1995/96】ヴェルディ川崎 / ¥8,999サンバのリズムで、他クラブを圧倒する個人技が光った黄金期。
当時のJリーグはヴェルディを中心に展開されていました。
コシノジュンコさんデザインの☆mizuno二代目☆
※小傷が複数あります#verdy #東京ヴェルディ pic.twitter.com/cFinLXatw3
— Vintage Sports (@VintageSports1) December 26, 2020
当時ヴェルディ川崎に所属し、日頃からコシノジュンコさんと親交のあったラモス瑠偉さんが「とにかく強そうで目立つユニフォームにしてほしい」とコシノジュンコさんに直談判し、デザインしてもらったユニフォームだそうです。
曲線を描く白黒ラインと、ヴェルディの象徴である緑がとにかく目立つ美しいデザインとなっています。
コシノジュンコの服はどこで売ってる?
コシノジュンコさんの服は、一般販売向けではなく、主にファッションショーやスポーツチームのユニフォームとして取り扱われています。
コシノジュンコさんの服を公式で取り扱っている店舗は、東京都にある「南青山ブティック」
岡山県の「トミヤ本店」の2か所とのことです。
どちらの店舗もかなり高級感が漂っており、買い物ついでにぶらっと立ち寄れそうもない雰囲気がプンプンです。
さらに、南青山ブティックは完全予約制なのでご注意ください。
私は、予約制の服屋さんに行ったことがありませんので、どのような感じなのかは想像もつきません、、、
また公式オンラインショップでは、「JUNKO KOSHINO MARKET」があります。
ここでは、コシノジュンコさんの服はあまりありませんが、コシノジュンコさんデザインのストールやネクタイ、財布やバッグなどの小物を中心に取り扱われています。
なかなかいいお値段はしますが、コシノジュンコさんの作品が欲しい方はぜひ見てみてください。
「コシノジュンコは何がすごい?若い頃の経歴や代表作はあるの?」まとめ
世界で活躍する、コシノジュンコさん。
御年82歳の大ベテランですが、今後も様々なファッションショーやデザインで見るものに衝撃を与えてくれることでしょう!