7月12日放送のスッキリ!の番組でパタハラ パタニティーハラスメントの特集がありました。
大企業のカネカに続き、アシックスでもパタハラで訴訟が起こるなどマタハラに続き子育てに関しての意識が問われています。
私も出産、子育て経験者として父親である男性の協力は不可欠だと思っています。
人生の中で数回あるかないかの貴重な時期に父親が携われないなんて、そして母親一人で子育てする大変さをもう少し理解してほしいと思います。
今回はパタハラとは何か?厚生労働省の例やスッキリ!で放送された内容など踏まえて調べてみたいと思います。
パタハラ(パタニティーハラスメント)とは?
パタハラとは、育児のために休暇や育児参加制度の利用を希望する男性に対する嫌がらせの事です。
厚生労働省は、パタニティハラスメントを「育児参加を希望する男性へのハラスメント」と定義し、ワークライフバランスの実現を阻み、離職や仕事の生産性を低下させる原因と位置付けています。
日本ではマタハラ(マタニティハラスメント)が社会問題として取り上げられるようになってきましたが、同じようにパタハラも男性の育児参加を阻む重大な問題です。
パタハラはどうして起こるのか?原因は?
「男性は育児よりも仕事を頑張るものだ」「家族の為に働くことが男性の仕事だ」などというひと昔前の当たり前が働く人の中に強くのこっているからだと言われています。
個人的には年齢が上になればなるほどその意識は高い気がします。
いくら国が男性の育児参加を推進し、目標を掲げたとしても、企業の中で働く人の意識が変わらなければ何も変わりません。
一般的に、パタハラは同姓の上司や同僚によって行われると思いがちですが、実は異性からのパタハラも少なくない事が分かっています。
「男性は家庭よりも仕事を優先すべき」という意識は女性にも残っているようです。
男性は育児休業を取りたいと思っていない?
男性の育休取得希望については、以前から生命保険会社などがアンケート結果を公表していて、いずれの調査結果をみても半数を超える男性が育休取得を希望している事が分かりました。
またスッキリ!放送内では35,3%の男性が利用したかったが利用できなかったと伝えています。
その取得できなかった理由としては
- 仕事が忙しくて人でが不足
- 育休制度が整備されていない
- 育休を取得しずらい
- 担当している仕事が
- 収入が心配
が挙げられていましたが、他の調査でも
- 出世に響く
- 評価が下がる
- 周囲の目が気になる
- 育休取得後、職場復帰できないかもしれない
- 家族に反対される
などの懸念があるため取得しにくいという現状があります。
パタハラの事例は?
スッキリ情報では
- 上司が無視する
- 不本意な異動や転勤
- 育休申請を却下
その他の事例
- 暴言を言われた「自分の事しか考えてないんだな」「残された者の身になって見ろ」「出世はあきらめろ」「会社に戻ってこれると思うなよ」
育休明けに子会社へ出向命令 人材開発業務から倉庫勤務へ
弁護士相談後には本社に戻れるも障碍者雇用に関する調べものや就業規則の英訳業務に。
男性の育休取得率は?
2009年 1.72%
2010年 1.38%
2011年 2.63%
2012年 1.89%
2013年 2.03%
2014年 2.3%
2015年 2.65%
2016年 3.16%
2017年 5.14%
2018年 6.16%
こう見ていくと、取得率は少しずつ上がっていますが、政府の2020年の目標は13%!!
それに比べて世界では、特に北欧では違いすぎます。
北欧では福祉の面でも教育の面でも随分と進んでいる良いイメージがありますね。
素直に羨ましい…。
来年の2020年までに目標は達成されるのでしょうか?
みんなの声は?
スッキリで育児休暇のパタハラ(パタニティ・ハラスメント)問題に触れてたけど、中小・零細企業での育児休暇の取得は、とてもじゃないけど非現実的なんじゃないだろうか。
リソース不足は如実だし、この問題は大企業と中小・零細企業、別で考えたほうがいいのでは?#パタハラ #育児休業
— 常盤英孝(ときわひでたか) (@osaka_n_blues) July 12, 2019
日本の会社は育休なんて取れないですよ。私は有給だってとらせてもらったことないし….結婚するのに休みもらった時もイヤミを上司に言われましたから #パタハラ
— とんこつラーメン大好き (@imabari00bari) July 12, 2019
#パタハラ
休んだら誰かに皺寄せが行くって言うけど、そもそもそんな環境がおかしいことに気付こう。
まぁ直接皺寄せが来るような人たちのせいではないからね。悪いのは会社のトップ達。制度が変われば屁理屈や嫉妬心、被害妄想の塊の下っ端の考えも変わるよきっと。— ねんどまつ (@Hvedc53HaMoUfFA) July 12, 2019
スッキリでパタハラ特集
会社ってのは村みたいなもので、内部でクソみたいな事を
平気でする。これまでの時代はそれが表に出ずに
被害者は泣き寝入りをするしかなかったが、ネット社会になり
このような非道はどんどん光のあたる場所に晒される pic.twitter.com/jx9zmCQpbq— きのこさん@有休消化中 (@jEII0r3Jfh5VleT) July 11, 2019
育休入る前に挨拶するなんて社会人として常識じゃないかな?どうして挨拶しなかったのか?もちろんパタハラはダメだけど、育休を取るなら取るなりに周りへの配慮は感謝は必要。#スッキリ #パタハラ
— tammy (@tammy02528608) July 11, 2019
パタハラ問題。産後復帰の女性が今まで受けてきたことの男性版だね
僕の会社もほとんど家庭より職場大事にしてた人で構成されてた。家庭を捨ててまで業績を伸ばした人が評価されて。仕事に尽くす、のありかたが異常。
個人の概念が変わらないと難しいのだろうか#円谷です #パタハラ— 円谷 (@TRtYO2IzRoQQfM6) July 11, 2019
女も働く時代
女だけ働いて育休
男は働くだけのイメージ
男性にも育休とって子供を見るのはいい事
これが夫婦の協力
女性だけ負荷が多い
パタハラをする会社は子供#スッキリ #パタハラ— happinessland (@Happinessland9) July 11, 2019
まとめと感想
パタハラは、これからもっと男性が育児に参加するべき流れと逆行する解消すべきハラスメントです。
しかし、長らく続いてきた「男は育児よりも仕事優先が当たり前」という考え方が強く残っているため、この意識を変えることは容易ではないと思います。
また男性自身が会社での評価や出世を気にするばかりか、家族までもがそのことを気にして育休を取りずらくしている面もあります。
社会や企業がもっと子育てに参加しやすい状況を作るためにはどう意識を改革していけばいいのか…。
まずはスッキリなどメディアを使ってもっともっと発信してほしいと思います。
こどもが少なくなってきている今、そして女性が社会進出し、共稼ぎが増えて生きている今、早急に解決して行ってほしい問題の1つだと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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