南海トラフ地震危ない県ランキング!って?南海トラフ地震で一番危険な県はどこなのか気になりますよね。
南海トラフ地震は、東日本大地震の死者数の約17倍もの人が亡くなる被害予想が出ています。
想像を超える被害が出るのではと言われる南海トラフ地震ですが、今回は、被害想定地域の中でも危ない県はどこなのかをランキング形式に、一番危険な県はどこなのかをご紹介していきます。
>>南海トラフ地震で生き残ると言われている地域はこちらを確認!
南海トラフ地震で一番危ない県や地域はどこ?
南海トラフ地震で一番危ない県は、「静岡県」です。
- 南海トラフ地震で一番危ない県「静岡県」は、震度6〜7を想定。
- 南海トラフ地震で一番危ない県「静岡県」は、津波の高さも1m〜最大30m以上の場所も想定されています。
2003年に内閣府の中央防災会議が、南海トラフ地震一番危ない県は静岡県でしたが、愛知県、三重県、和歌山県、徳島県、高知県で震度7の揺れになると予測してます。
南海トラフ地震発生した時の想定死者数は約32万人とされており、東日本大震災の約17倍にも及ぶと予想されています。
2019年の時点で南海トラフ地震が今後30年以内に発生する可能性が約70〜80%です。
一つの例として南海トラフ地震のシュミレーション動画がありますのでご覧下さい。
▼内閣府で発表してる南海トラフ地震被害想定
南海トラフ地震被害想定(死者数) | 最大32万3千人(東日本大震災の約17倍) |
南海トラフ地震被害想定(建物被害) | 最大238万6千棟(東日本大震災の約18倍) |
南海トラフ地震被害想定(断水) | 最大3,440万人が断水により使用不可能 ※給水車は日本全国には約1,000台しかない |
南海トラフ地震被害想定(停電) | 最大2,710万軒が停電 ※東海・近畿・四国では約90%停電すると予測 |
南海トラフ地震被害想定(電話) | 固定電話は最大930万回線が通話不能 |
南海トラフ地震被害想定(携帯電話) | 電話基地局の被災でネット接続ができないエリアが発生 |
南海トラフ地震被害想定(道路) | 路面損傷・沈下・橋梁損傷など役4万箇所 ※消化活動・救命・救助活動・ライフラインの応急復旧活動・物資輸送などに支障 |
南海トラフ地震被害想定(空港) | 中部国際空港・関西国際空港・高知・大分・宮崎空港は津波で浸水 |
南海トラフ地震被害想定(帰宅困難者) | 京阪都市圏で最大660万人/中京都市圏400万人 |
南海トラフ地震被害想定(避難者) | 一週間に最大950万人 ※断水や停電の影響も受けて |
南海トラフ地震被害想定(食糧不足) | 南海トラフ地震発生ご3日間で最大3,200万食不足 |
南海トラフ地震被害想定(飲料水不足) | 南海トラフ地震発生ご3日間で最大4,800万リットル不足 ※1日1人あたり3ℓ ※断水により、トイレの水が流せず不衛生な状態が続く |
南海トラフ地震被害想定(医療機能) | 対応が難しくなる→患者最大で入院15万人・外来14万人 |
南海トラフ地震被害想定(経済的被害) | 合計215兆円 ※東日本大震災の10倍以上・日本の国家予算の2倍以上 |
その南海トラフ地震の被害想定内容は、想像以上のものですね。
南海トラフ地震発生により通常の生活は勿論、怪我や病気になっても医療を受けることが出来ない状況にも陥ってしまうと予想されます。
過去の大地震の時にも大きな病院では自家発電でなんとか手術や人工呼吸器の患者さんの機械を動かすことが出来たようですが、自宅で人工呼吸器やその他の電気を必要とする医療機器を使用されいる方は本当に大変だったと思います。
南海トラフ地震で危ない県ランキング
南海トラフ地震危ない県ランキングですが、有識者会議での南海トラフ地震被害想定から死者数の想定が多かった上位10番までを記載します。
あくまでも南海トラフ地震被害想定なので、これ以上のものになる場合もあれば今後の対策でより死者数を減らせる事もできるのではと思います。
南海トラフ地震が発生し、建物の倒壊や揺れによる転倒、津波や火災など想定される被害を全て含めた最悪の場合の死者数となります。
2.南海トラフ地震危ない県は、和歌山県(8万人)
3.南海トラフ地震危ない県は、高知県(4万9,000人)
4.南海トラフ地震危ない県は、三重県(4万3,000人)
5.南海トラフ地震危ない県は、宮崎県(4万2,000人)
6.南海トラフ地震危ない県は、徳島県(3万1,000人)
7.南海トラフ地震危ない県は、愛知県(2万3,000人)
8.南海トラフ地震危ない県は、大分県(1万7,000人)
9.南海トラフ地震危ない県は、愛媛県(1万2,000人)
10.南海トラフ地震危ない県は、大阪府(7,700人)
内閣府では、地震の規模や震源地、満潮時の津波なのかなど様々なパターンで被害の想定を行なって対策を検討されています。
▼南海トラフ地震発生後の津波の高さ・到達までの時間予想
- 和歌山県で南海トラフ地震発生から2分で最大10メートルの津波が到達
- 三重県で南海トラフ地震発生から4分で最大27メートルの津波が到達
- 高知県で南海トラフ地震発生から3分で最大34メートルの津波が到達
- 大阪府で南海トラフ地震発生から59分で最大5メートルの津波が到達
南海トラフ地震による津波は、津波の高さも高く、到達までの時間も短いと考えられています。
南海トラフ巨大地震が発生した場合は、高台への迅速な避難が重要になり、最悪の場合、地震が起きてからでの避難では間に合わない地域などもありそうです。
【津波警報!今すぐ逃げること!】
トンガの大規模噴火に伴って、奄美群島・トカラ列島に津波警報が出されました。予想高さ3mです。津波は普通の波と違ってすさまじい力で人や物を押し流します!1mの津波に巻き込まれた時の計算上の死亡率は100%です。今すぐに高台に逃げること! pic.twitter.com/WLKrNAfoA7— 人が死なない防災 (@bosai_311) January 15, 2022
南海トラフ地震で生き残るためには?
南海トラフ地震で生き残るためには、出来る限りの準備をするしかないです。
地震発生時に想像もつかない揺れやその後の津波、多くの建物倒壊や火災が起きると予想されています。
地震発生時に安全な場所に避難することが出来たとしても、その後ライフラインが全て止まることも予想されています。
そして、被害の少ない地域でも物流が滞ったり、被災地に工場がある商品の生産が止まってしまったりなど、様々な面で生活に支障が出る可能性が出てくるのは過去の大きな災害で私たち日本人は多くのことを学んでいるはずです。
国や自治体もこの南海トラフ地震についての対策を進められていますが、一人ひとり個人的にもしっかりと準備することは必要ですよね。
南海トラフ地震で生き残るための準備!
南海トラフ地震で生き残る為にも、せめて3日間〜7日間の水や食料、生活する為の対策をしましょう。
南海トラフ地震は、今までにない規模の災害となると言われています。
いくら国や自治体が対策を講じていたとしても限界があります。
災害時にもしかしたら、想像以上の被害でこの災害対策が直ぐに機能しなかったとしたら、せめて個人で数日生き残れるだけの準備はしておくべきでしょう。
どんなに準備をしていても、災害時にどこに自分がいるのか?わかりませんよね。
自宅に防災リュック等を準備していたとしても、自宅にいなかった又は自宅に一旦戻ることも出来なかった人が必ずいることを考えてみてください。
全ての人が万全に準備をしていたとしても、このようにやむを得ず何も持つことが出来ず避難所に来られる人も大勢いるでしょう。
◆災害時に直ぐに逃げるためにリュックなどに入れておく物水:500ml×3本程度/食料:カロリーメイト・乾パン・プロテインバー常温保存できるもの/ライト/ヘルメット/ホイッスル/ラジオ/軍手/ヘルメット/マスク/アルコール消毒/雨具/防寒具/下着/タオル/アルミシート(防寒対策)/現金/常備薬/簡易トイレ/ゴミ袋/歯磨きケアグッズ/ウェットティッシュ/トイレットペーパー/アイマスク・耳栓/筆記用具etc…
避難生活をしていくための準備(備蓄しておく物・最低1週間分)・水:1日一人3リットルは水が必要最低1週間分の備蓄は必要
・食べ物:カップ麺・乾麺・アルファ米・レトルトetc…
・カセットコンロ(ガス)
・簡易トイレ一人1日5回×人数分
・非常用給水パック
・水のいらないシャンプー
・体を拭くためのウェットティッシュ
・消臭ゴミ袋
・ゴミ袋(大・中・小)
・サランラップ
・ランタン(ライト)
・マスク
・トイレットペーパーetc…
逆に不要なものまで揃える必要はありません。何が必要で何が必要でないのか?は「防災グッズ要らなかった物ランキング」で確認してみて下さい。
在宅避難の場合、無くてはならないのがスマホです。万が一電気が止まってしまった時の為にこちらのモバイルバッテリーをおすすめします
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災害発生してから4日目以降から外部からの支援などが始まることが過去の災害からみて多いようです。
ただ、南海トラフ地震の予想はかなり被害が大きいので、道路など亀裂が入ったり液状化現象で、物資を運ぶことが出来なくなる場合も考えておかなければいけないでしょう。
南海トラフ地震で生き残るための準備、自宅以外で被害に遭う場合も考えて!
南海トラフ地震の被害があるだろう地域に住んでる人は特に、自宅以外で被害にあった時のことも考えて最低限の準備はしておいた方が良いですよね。
南海トラフ地震で生き残るために
◆普段の鞄の中にそっと入れておきたい防災グッズ
- 食料:カロリーメイトやプロテインバーなどの簡単に食べられる物
- ライト:100円ショップなどで売ってるような物でも良いので鞄に入るもの
- マスク・アルコール消毒
- 飲み物(普段から鞄の中に飲み物を持参する癖をつけておくと良いかもしれませんね)
- アルミシート(防寒対策)こちらも手のひらサイズにパッケージされています。
- 手のひらサイズに小さくパッケージされているので簡易トイレ
- モバイルバッテリー
- 冬場だとカイロ、夏場は扇子
普段の通勤や通学の鞄の中に入れられる物は本当に限られていますが、ちょっとした食べられる物と飲み物は入れておいた方が良いですよね。
国や自治体に任せていればいざと言う時に助けてもらえるから大丈夫という考えを私たちは改めなければならないのかなと思います。
避難所に全ての人が受け入れられるキャパはない!?
被害の大きさにより、ライフラインの復旧までの日数や食料物資などの援助などは変わってきますが、避難所にある水や食料にも限りがあります。
南海トラフ地震同様、首都直下型地震の発生の可能性も高いと言われている東京都でも避難所は約3,200箇所、収容人数が320万人(令和2年4月現在)と言われています。
東京都の人口は、14,019,665人(令和3年11月現在)
この人数が避難所に押しかけたらどうなりますか?
人口に対しての避難所の避難収容人数は約22%
22%の人しか避難所で寝泊まりすることが出来ないのです。
この東京都の状況は全国でも良い方だと言えるようです。
各都道府県や自治体によリますが、南海トラフ地震の被害想定地域も、人口に対して避難所が圧倒的に少ないので、避難所に入れない可能性があるのです。
過去の災害では避難所に行っても入ることが出来なかった人が実際にいます。
佐賀市 一部避難所で受け入れ停止 収容人数に達したため #nhk_news https://t.co/bZOWKJLecy
— NHKニュース (@nhk_news) September 6, 2020
現在はコロナの感染予防対策もあり、ソーシャルディスタンスを考え収容人数を減らして対応してるようですね。
新型コロナウイルス感染防止のため、各地の避難所で収容人数を減らした結果、佐伯市などの22ヵ所の避難所で定員をオーバーした模様。合わせて、各地のホテルは自主避難する人たちで満室が相次いでいるようです。
— OABニュース情報センター (@oabnews_5ch) September 6, 2020
災害時は近所の避難所に避難するが原則ですが、ビジネス街など帰宅困難者なども避難所に殺到しますよね。
地震時に避難が必要な人数(全壊・焼失・半壊避難、ライフライン支障)より、避難所の収容人数不足が深刻。帰宅困難者を加えるとさらに不足
文京区33ヶ所の避難所で帰宅困難者まで考慮すると、ほぼすべてで収容人数不足。コロナ禍ではさらに厳しい
災害時でも自宅で過ごせることが重要
— 田村 啓|住宅の失敗予防 (@tamurakey) June 26, 2021
このコロナ禍のなか、3ミツを避けると避難所に全員が逃げ込めないのが話題になってるらしい。でも、良く考えて欲しい。元々、地震災害を想定した避難所に、いったい地域の何割が避難できるのか?。自分の住んでいる自治体の総人口と避難所収容人数を比べて欲しい。
— s.堀越 / (@shosho_1955) June 3, 2020
こちらの方の言うように、自分の住む地域の避難所の数や避難所の収容人数と人口をちょっと確認してみたら良いのかなと思います。
被害状況にもよりますが、多くの人が避難所に行った場合入れない確率の方が高いのが、数字として現実味が帯びてくるのではないでしょうか。
避難準備が出てる。避難場所確認してたんけど、地区の住民8000人に対して
何か所かある避難所体育館とかの想定収容人数が合わせても1000人ぐらいしかないねんけどしかも、避難所の裏が山とかやし避難しても安心できん— mine (@mineccha) July 6, 2018
脅かすわけではありませんが、被害が大きければ大きいほど、自分の命、家族の命を守る為に準備は必要ですよね。
避難所に行けば水や食料が必ずあるわけではない!?
自治体によって指定避難所に、必ず水や食料を常備備蓄している訳ではありません。
災害時から数日後には外部から支援物資などが送られたり運ばれたりする場合もありますが、食料や水は個人であらかじめ準備が必要です。
内閣府が令和元年に被災した自治体に、避難所の食料や水の備蓄についてヒアリングした内容には、食料と水の備蓄は1日のみ又は1日〜3日分だけと返答されています。
実際に過去の災害時には、避難所で水や食料の備蓄が数日分あっても、結局は食糧不足で大変だったというのが殆どの避難所の実情です。
災害時の避難所の運営は自分たちで?
災害時の避難所の運営は市区町村の職員や運営する人が決まっていると思っていませんか?
災害時は、どんな状況になるのかわからず職員の人たちも被災者となり各避難所に行って運営ができるわけではありません。
避難所に過ごす皆さんが運営者と言ってもおかしくありません。
避難所に行く人たちはお客様ではなく、ましてや色々と率先して動いてくれている人達にアレコレと不満や文句を言うのはお門違いなのです。
避難所に来る人たちはどの人も大変な状況で来られています。
もしかしたら、家族を亡くされている人もいるかもしれません。
大変な状況にあるのは自分だけではないとは分かっていても、ついつい心に余裕がなく先の見えない不安や恐怖から心が荒み、人に辛く当たってしまう人もいるでしょう。
大変な時ほど何を思い、どう行動するかですね。
急な避難生活、不安だと思います。そんな不安を一刻も早く解消するため、我々も尽力します。避難中の方も、出来る限り一緒に避難所運営に取り組んでください。その行動が、皆さんにとって少しでも居心地の良い空間作りに繋がります。明日から、出来ることを精一杯手伝わせてください。
おやすみなさい— 長野県防災 (@BosaiNaganoPref) October 14, 2019
避難所運営の事を伺った時に大事なポイントは「避難者をお客様にしない」。「避難者=サービスを受けるだけの人」ではなく、「避難者=避難所の運営メンバー」にして、各自が出来ることを
— Stakesh (@Stakesh) October 22, 2019
明日は避難所のお手伝い。
出来ることはなんでもやるつもりだけど4時起きはツラいです( ˙꒳˙ )スンッ— 魅夜@低浮上気味 (@miya_akinashi) July 21, 2020
南海トラフ地震の被害の大きさを考えると、どうか、どうか・・・と神頼みしたくなりますが、祈っているだけでは被害は小さくなるわけではありません。
南海トラフ地震じたいを止めることはできませんが、対策や準備をするという実際に行動に移すだけで、被害をもう少し抑えられるかもしれません。
南海トラフ地震危ない県ランキング!一番危険な県はどこ?のまとめ
南海トラフ地震危ない県ランキングや、一番危険な県などを調査・ご紹介してきましたが、やはり私たちに出来ることを出来る限りすることで、亡くなる人の数が少しでも減り命をまもることが出来るかもしれません。
正直、被害予想を目にすると恐ろしくなりますが、やりすぎかと思う位対策をしても良いのかなと思いました。
特に、お子様いるご家庭にはより準備をしっかりとしてほしいと思います。