防災グッズでいらなかったものランキング!ヘルメットやテントは不要なのか?
災害によって、ライフラインが止まってしまった時に困らない為にも防災グッズの備えは必要ですよね。
その防災グッズですが、あれもこれも全て持って行ければ良いですが、状況によっては逃げる際に防災グッズにも優先順位が必要になるのではないでしょうか。
防災グッズでいらなかったものランキング:物

日本では、気象庁のホームページを見るとほぼ毎日のように地震が日本のどこかで発生しています。
震度1、2くらいでしたら、気付かずに過ごされてる方も多いと思います。
地震だけでなく、台風による被害や豪雨による土砂崩れなど、日本には様々な天災の可能性はあり、防災グッズの準備は必要です。
防災グッズとして準備していたけれどいらなかったもの(物)を調査し、ランキング形式でご紹介します。
防災グッズでいらなかったものランキング第1位!コンパス(方位磁石)

方位磁石は、方角がわからなくなった時に便利な物です。
しかし自分の生活圏内で災害にあった時は、基本、皆さんは行き先や行き方はわかっているでしょう。
方位磁石で東西南北が分っても、どの方角に何を目指して歩いて良いのかわからないというのもあり、いらないと感じた人が多かったです。
災害の準備というより、登山などアウトドア楽しまれる方には、小さな物ですのでリュックにぶら下げておく等、あっても良いかもしれませんね。
防災グッズでいらなかったものランキング第2位!ロープ

市販の防災グッズの中には、ロープが入ってるものが多いですよね。
でも、このロープですが使い方がわかっていないとあまり意味がないという事でいらなかったという声も多かったです。
実際に高いところから降りて避難するのにロープを使ったという人も少ないでしょう。
しかも、救助に使う為の強度のあるロープなのか?も問題ですし、正しいロープの縛り方を知ってる人はあまりいませんよね。
ロープまでしっかりした物でなくても、ビニール紐があれば、ブルーシートと一緒に使用し雨漏りを防ぐ・寒さ対策の他、間仕切りや荷物をまとめるのにも利用出来ます。
ビニールひもやロープなどを狙った位置に結んで、ピンと張ることができますか?これ、やってみるとなかなか難しい。キャンプのタープ張り、花粉症対策で臨時の部屋干しなど専用のグッズがあると簡単ですが、災害が発生して、ひもやロープしか手に入らないときに、威力を発揮しますので紹介します。 pic.twitter.com/Hlw7aGEqL7
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) March 5, 2021
実際に津波を経験された人なのか?こんなツイートがありました。
波の高さも大切だけど何㎝か何て分かる筈がない。
大切なのは、防災グッズにロープを入れておく事。
津波でしがみついても水の力は凄まじい。だからビルやマンションの手すりに身体をロープで繋ぐ事。
#今から1分後— 紅茶 (@80milktea08) March 11, 2021
この津波で流されそうな緊急事態にロープを使う考えが出てくるのか自信がありませんが、こうやって非常事態で実はあると良いものなのかもしれませんね。
防災グッズでいらなかったものランキング第3位!ティッシュペーパー
ティッシュペーパーはあれば良いとは思いますが、それよりも必要になるトイレットペーで代用できるので、防災グッズとしてはトイレットペーパーを用意した方が良いです。
トイレットペーパーの芯をなくして潰してしまいコンパクトにし、ジプロックに入れてリュックに入れておくのが良さそうです。
ティッシュペーパーが大量にあっても水に溶けるティッシュペーパーでなければトイレでの使用はできません。
トイレットペーパーを用意しておけば、鼻をかむこともできますし何かこぼしたものを拭くこともできます。
警視庁警備部災害対策課より、トイレットペーパーを非常時の携帯ティッシュ代わりにする方法が紹介されています。
私も一つは作っておこうかと思います。 https://t.co/cjxjmKRIGQ— セキュア中部 (@securechubu) September 29, 2017
防災グッズでいらなかったものランキング第4位!テント

防災グッズでいらなかったものとしてテントをあげられている人も多いです。
被害状況や住んでる場所にもよりますが、テントをたてる場所もなく必要なかったという声がありました。
テントが防災グッズとしてはいらないと言われる理由
- 災害時は、瓦礫や危険な物が散乱し安全にテントをはる場所がない
- 地域の避難所に行く場合は、雨風をしのげるという意味ではあまり必要がない。
- 避難所内でのプライバシーを守る為のテントの利用ですが、テントの持ち込みを禁止してる場合もある。
自宅から出ても避難所を利用しない人は基本、車中泊の人が多いです。
テントがはれる場所があれば、プライバシーが守られるテント生活を選ぶ人もいます。
現在のコロナの感染状況を考えたら、避難所ではなく車中泊やテント生活を考えている人もいそうですね。
しかし、防犯という面ではどこでもテントや車中泊というのは、あまりおすすめ出来ないです。
過去の大きな災害の際に、安全だと思われてる避難所でさえ特に女性やお子様への卑劣な犯罪や暴行、盗難なども実際に起きています。
その他、犬や猫など動物を飼っている人は、避難所によって動物同伴での避難が不可だったところもあるようです。
飼い猫との避難に備え、日頃から室内でもキャリーバッグを開放し「安心できる場所」として慣れさせています。災害時、連れ出す際に警戒心を緩和したり不安による無駄鳴き防止にも有効です。ペットが原因で避難をためらっていては飼い主も被災しかねません。ペットの防災対策は自分の命にも直結します。 pic.twitter.com/mluw7101rJ
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) January 25, 2022
自治体によっては、ペット同伴での避難所を事前に決めてホームページなどで公開されているところもあります。
やむを得ずテントで生活をする人の中には、避難所には動物嫌いの人やアレルギーの人などの苦情などを考えたら、テントを張って避難した方が良いと考える人も多いようです。
避難所に行ってもペット用の食べ物は用意されません、それぞれが大切なペットの為に備蓄を必ずしてくださいね。
「雑魚寝」の避難所は変わったのか?欧米との差は歴然【東日本大震災10年】#防災いまできることhttps://t.co/QWdZw1gbfg
— ハフポスト日本版 / 会話を生み出す国際メディア (@HuffPostJapan) March 10, 2021
日本は、東日本大震災後に避難場所の環境を整えるガイドラインが作られてますが、自治体によって段ボールベットやパーテーションの準備などの差があるのが現状のようです。
避難所で生活した人にとっては、テントは防災グッズでいらないものだったようです。
しかし、被害の大きさやペットがいる等、状況によっては避難所生活が難しい人にとてってはテントは必要なので、いらないものというより優先順位が人によって異なるものの一つですね。
防災グッズでいらなかったものランキング第5位!大容量の水
水は絶対に必要です。
しかし、20Lや10Lなどの大容量の水は結局持ち運びが難しい為、500mlか2L位の大きさの水が良かったという声がありました。

断水などがあっても自宅での避難生活が送れるぐらいでしたら、大容量の水ストックでも良いでしょう。
しかし、避難所に行ったり、車中泊、テントでの避難生活をされる時には、持っていくことが出来なかったという人がいました。
持ち運びができる大きさの物を選ぶのが良いでしょう。
防災グッズでいらなかったものランキング第6位!発電機
停電になると発電機があると便利ですよね。
しかし、どこで使うかにもよるようです。
発電機はかなり音がうるさく、自宅での避難生活でしたら使えるのかもしれませんが、避難所での使用はなかなか難しいようです。
そう考えると高額でかなり音がうるさく、持ち運びも大変な発電機は防災グッズとしてはいらないという声も頷けます。
避難先の状況によっては、発電機はあると便利ではありますが、優先順位の高い防災グッズとは言えないのかもしれません。
ヘルメットは防災グッズとして本当に必要なの?

ヘルメットは防災グッズとして本当に必要なのか?
折りたたみのヘルメットなど保管する、携行するのにも場所をとるので本当に必要なのかを凄く悩んでるしまう人も多いですよね。
防災グッズの中でも、なくても実はそんなに困らない物だったり、それを持つくらいならこれを・・・という感じで防災グッズには優先順位があります。
では、ヘルメットは?
実際にヘルメットをかぶって避難をしてる人はどのくらいいるのでしょうか?
災害時にヘルメットは落下物や強風で飛ばされてくる物など、頭部を守る物です。
頭部に物が当たり怪我をすることを考えたら、あった方が良いでしょう。
何か代わりになるものがあるという訳でなく、人の命を直接守る物と考えたら防災グッズとして必要ではないでしょうか。
災害の度合いやご自身の置かれている状況によっては、全く使わない物なのかもしれません。
しかし、小さなお子様がいらっしゃる人などは、自分の頭部はヘルメットで守り、あいた両手でお子様を守ることが出来ると考えたら用意されても良いのではないでしょうか。
防災グッズでいらなかったものランキング:食料

防災グッズでいらなかったもの(食料)ですが、災害が起きた時に、どこで避難生活を送るかによって準備した食料が使えるかどうかも違ってきます。
避難所・車中泊やテント生活・自宅での避難生活など、ライフラインが止まっている間にあった方が良い食料と、あっても食べることが出来ない食料があります。
防災グッズでいらなかったもの(食料)としてこれはいらないと判断するのは難しいものがあります。
というのも、
からです。
災害発生すぐ
発生から数日後
電気が復旧してから・・・
と完全に普通の生活が戻るまでに、その時にそれぞれ食べられる食料が変わってくるからです。
被害が大きければ大きいほど、いつ支援物資が来るかわからない状況の中で、災害発生時は備蓄が色々あったとしても何を食べて過ごすかも重要ではないでしょうか。
自宅での避難生活、車中泊やテント生活で水の確保が充分にある人、カセットコンロがあれば大抵の物は調理できます。
あえて防災クッズでいらなかったもの(食料)ランキングとするならば、避難所に行かれた人の方があるかもしれません。
防災グッズでいらなかったものランキング(食料)第1位 カップ麺!?
防災グッズでいらなかったものランキング第1位のカップ麺ですが、多くの方が非常食として準備されているでしょう。
国や自治体でも推奨しています。
被害状況やその時の避難所の方針にもよりますが、持参したカップ麺を食べようとした人がお湯をもらいにいったら、特定の人だけにお湯を渡すということは難しいと言われた人もいるようです。
支援物資がいつ来るかもわからない状況の中、飲み水の確保は重要です。
やはり状況と大勢の周りの人の事を考えると、避難所で一人でカップ麺はかなり勇気が入りそうですね。
避難所では飲む水の確保に努めてくれていますが、食事用の水やお湯の提供が可能な状態かどうかは自治体や避難所によって異なります。
発生時すぐに避難所に行く時のリュックに入れる食料として持っていく物は、少し考えた方が良さそうです。
防災グッズでいらなかったものランキング(食料)第2位 レトルトカレー!?
レトルトカレーなどやはり匂いのあるものだと周囲の人の目が気になるという方もいました。
非常食をしっかりと準備されて避難所に行くことが出来た人もいれば、そうでない人もいます。
外部からの支援物資が来るまでは、個人で準備したものを食べるしかない状況もあり得るのです。
災害発生後直後は、直ぐに逃げることが出来るようにリュックの中に入れられるもの、やはり水やお湯を使わずにそのままで食べられるものを準備しておくのが良いでしょう。
こういう災害時の時に困らない為に防災グッズ(食料)を準備されていたのに、食べられないというのは、複雑な心境ではあると思いますが・・・。
避難所で一人自分のカップ麺食べてたら、ズルいと追い出されたらしい。普段は「自己責任」とか言ってるのに、緊急時はみんなで分け合おうて意味不明だよ。
だったら普段から、いろいろ事情もあるんだから、「みんなで思いやりを思いやりを持って生きよう」で良いじゃないか! https://t.co/MQVeYNxqJh
— ニャン氏 (@nyanshi1) July 13, 2020
不安や恐怖で心に余裕がなくなると、人は、怒りの感情が表に出てしまう人が多いと思います。
避難所はまさにそのような状況だと思うので、災害発生後すぐはトラブルも避ける意味もこめてあまり目立たずに食べられる物、匂いなども気にしつつそのまま食べれる物を準備しておいた方が良さそうですね。
ご自宅から色々と準備されていた物を持ってくることが出来た人もいれば、防災の準備は常にしていたけど外出中で自宅に戻れないまま避難所に来られた人もいますよね。
不安や寒さなど抱え避難してきた大勢の人の中で、一人だけ、一家族だけ、避難所で美味しそうな匂いがする温かいものを食べるのは、正直、強靭なメンタルが必要かもしれません。
そういった状況も考えて、食料を準備するということも大事なのかなと思います。
1週間、2週間、1カ月以上と長期的に避難生活、ライフラインが復旧していないのを想像し防災グッズ(食料)を準備することも大事ですよね。
防災グッズでいらなかったものランキング!ヘルメットやテントは不要!?のまとめ

防災グッズでいらなかったものランキング!ヘルメットやテントは不要なのかを調査・ご紹介しました。
いらないものとなっていますが、正確には優先順位の低いものと言った方が良さそうですね。
災害発生時はやはり命をまもることが最優先とされるので、水や食料、安全に避難できる手段に必要なものなどが優先順位が高くなりますよね。
国や自治体も避難所の環境改善も検討、準備されていると思いますが、個人でまずしっかりと災害後1週間程度の備蓄、防災準備はしておいた方が良いですね。